三島さんの芝桜

ニセコを冬にしか訪れたことがない方にとっては、初夏に見頃を迎えるこの美しい場所が、実は町で最も写真に撮られているスポットのひとつだというのは少し意外かもしれません。JR倶知安駅から徒歩すぐの場所にあるこの丘の上の庭は、約4,000平方メートルにわたって広がり、毎年初夏になるとシバザクラ(芝桜)と鮮やかな黄色の菜の花が咲き誇り、背景には羊蹄山の美しい姿が広がります。

芝桜は地面を覆うように密集して咲く花で、ピンク、白、紫などの色合いがあり、まるで桜のような見た目が特徴です。見頃は5月下旬から6月上旬にかけてで、その時期が最も色鮮やかです。

この庭は、地元倶知安町の三島一雄さんが長年かけて手作業で植え続けてきた個人のプロジェクトです。丹精込めて育てられたこの花々は、今では地元の人たちにも親しまれるスポットとなっており、三島さんのご厚意で一般にも無料で開放されています。

住宅地に位置しているため専用の駐車場はありませんが、倶知安町が整備した道路の終点近くの臨時駐車スペース(徒歩約300m)が利用できます。また、「わんぱく広場」や「旭ヶ丘公園」の駐車場も併せて利用可能です。

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